袴の帯飾りとは?卒業式の袴コーデを格上げする選び方とつけ方
振袖や訪問着を着るとき、衿元に重なるように付ける細い布——それとは別に、いま卒業袴のコーデで注目されているのが「帯飾り」です。「帯にチャームを挟むだけで、後ろ姿の印象がぐっと変わった」という声も多く、卒業式シーズンには売り切れるアイテムも出るほどの人気カテゴリになっています。
✎ 作家Eriiの体験から
Erii 和装小物店では帯留め・三分紐を主力商品として制作していますが、実はこの帯留めを卒業袴の帯飾りとして使いたいというお問い合わせを毎年いただきます。「振袖用に買った帯留めを、卒業式にも使い回せますか」というご相談が多く、答えはほとんどの場合「はい」。帯の結び目や隙間に挟み込むタイプの飾りであれば、着物用・袴用の垣根なく活用できるのが、この小物のいいところだと感じています。
Erii 和装小物店では、成人式・卒業式・七五三などハレの日の和装小物を制作・販売しています。本記事では、卒業袴の帯飾りの種類とつけ方、選ぶときのポイントを整理しました。「重ね襟・伊達襟とは?」で紹介した重ね襟の基本ガイドとあわせて読むと、ハレの日の和装小物への理解がより深まります。
目次
袴の帯飾りとは?
袴の帯飾りとは、卒業袴の帯(袴の下に締める部分)の上に添える装飾アイテムの総称です。もともと袴に帯締め・帯揚げは必須ではありませんが、おしゃれの一環として帯まわりに飾りを加える人が増えています。
なぜなら、袴姿は正面よりも後ろ姿を見られる機会が多いからです。卒業式では証書を受け取るとき、友人や先生と並んで歩くとき、写真を撮られるとき、いずれも背中側が印象を左右します。帯飾り1つで「後ろ姿も華やかになる」という声が多いのは、この理由によるものと考えられます。
成人式の振袖では帯締め・帯揚げが正式な小物として定着していますが、卒業袴はもともと帯まわりをシンプルに見せる装いです。だからこそ、帯飾りを添えるかどうかで印象の差がつきやすいとも言えます。
帯飾りの主な種類
帯飾りには、大きく分けて次のようなタイプがあります。
| 種類 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 造花・水引タイプ | 椿やチュールリボンなど華やかな見た目 | 写真映えを重視したい人 |
| 組紐・パール付き飾り紐タイプ | 帯の結び目や隙間に差し込むだけの根付けタイプ | 初めてで簡単につけたい人 |
| 帯締め・帯留め風タイプ | 帯の上に巻いて洗練された印象に仕上げる | 大人っぽくまとめたい人 |

帯飾りのつけ方【根付けタイプの基本】
最も取り入れやすいのが、帯の結び目や隙間に差し込む根付けタイプです。手順はシンプルです。
- 袴を着付けた後、帯の結び目の位置を確認する
- 飾りのひもや根付け部分を、結び目のすき間にしっかり差し込む
- 正面から見て左右のバランスを整える
- 歩いたときにずれないか、軽く動いて確認する
着付け前ではなく着付け後に飾りを添えるのが基本です。着付け師さんにお願いする場合は、当日持参して「ここに挟んでほしい」と伝えるとスムーズです。
選び方のポイント:振袖の柄・色との相性
帯飾りを選ぶときは、振袖と袴の色合わせをまず決めてから、それに合う飾りを選ぶ順番がおすすめです。Erii 和装小物店では次の考え方をおすすめしています。
- 振袖が華やかな柄なら、帯飾りは小ぶりで単色に近いものにして引き算する
- 振袖がシンプルな無地系なら、帯飾りで華やかさを足す
- 金糸・銀糸が入った振袖には、パールよりゴールド系の飾りのほうが馴染みやすい
帯飾りだけを単体で可愛いかどうかで選ぶと、全体で見たときにちぐはぐな印象になることがあります。実際に袴と合わせた状態で確認してから決めるのが安心です。
袴の色による違いも押さえておくと選びやすくなります。黒や紺など落ち着いた色の袴には、パールや白レース系の帯飾りがコントラストになって映えやすい傾向があります。反対に、えんじ色やからし色など温かみのある袴には、ゴールド系や組紐タイプの帯飾りがなじみやすい組み合わせです。
帯飾りは購入とレンタル、どちらがいい?
卒業袴一式をレンタルする場合、帯飾りがセットに含まれていることもあれば、含まれていないこともあります。ここは事前の確認が欠かせません。
セットに含まれていない場合や、他の人と被りたくない場合は、帯飾りだけを別で用意するという選び方もあります。振袖用に購入した帯留めや三分紐を持っている場合は、まずそれを卒業袴に合わせてみて、雰囲気が合うかどうかを試してから、新しく買い足すかを判断するとむだがありません。

Erii 和装小物店のおすすめ
Erii 和装小物店では、振袖用の帯留め・三分紐を職人の手仕事で制作しています。前述のとおり、根付けタイプの帯留めは卒業袴の帯飾りとしても活用しやすく、成人式で使ったアイテムを卒業式でも使い回したいという方にも選ばれています。
パールレース帯留め
上品なパールとレースを組み合わせた人気アイテムです。白を基調としたデザインで、振袖のカラーを問わず合わせやすく、卒業袴の帯飾りとして添えても浮きにくいのが特徴です。
金刺繍の三分紐セット
金糸の刺繍が映える一本。金糸・銀糸が入った振袖や、格調高くまとめたい卒業袴のコーディネートに向いています。
その他の商品は、Erii 和装小物店のメルカリショップでご覧いただけます。コーデの実例はギャラリーページでも随時ご紹介しています。
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よくある質問(FAQ)
袴に帯飾りは必須ですか?
必須ではありません。もともと袴には帯締め・帯揚げは不要とされてきましたが、おしゃれの一環として取り入れる人が増えている、というのが近年の傾向です。つけなくてもマナー違反にはなりません。
成人式で使った帯留めを卒業袴でも使えますか?
帯の結び目や隙間に挟み込む根付けタイプであれば、多くの場合そのまま使えます。振袖の色や卒業袴の色との相性だけ確認してみてください。
帯飾りは自分で付けられますか?
根付けタイプであれば、着付け後に結び目へ差し込むだけなので初めてでも扱いやすいです。着付け師さんに依頼する場合は、当日持参して取り付け位置を伝えるとスムーズです。
どんな帯飾りを選べばいいか迷います
まず振袖と袴の色を決めてから、それに合わせて帯飾りを選ぶ順番がおすすめです。華やかな柄の振袖には小ぶりな飾りを、シンプルな振袖には華やかな飾りを合わせると全体のバランスが取りやすくなります。
帯飾りはいくつ付けてもいいですか?
特に決まったルールはありませんが、初めての場合は1つに絞るのがおすすめです。帯飾りに加えて髪飾りや半衿の色柄も華やかになりやすいため、全体としてやりすぎにならないよう、主役になる小物を1つ決めておくとバランスを取りやすくなります。
まとめ
卒業袴の帯飾りは、必須アイテムではないものの、後ろ姿の印象を大きく左右する小物です。ポイントは次の3点に整理できます。
- 帯飾りには造花・水引タイプ、組紐・パール付き根付けタイプ、帯締め風タイプがある
- 基本は着付け後に、帯の結び目や隙間へ差し込むだけで取り付けられる
- 振袖と袴の色をまず決め、そこに合わせて飾りを選ぶと失敗しにくい
Erii 和装小物店では、成人式・卒業式・七五三などハレの日にふさわしい和装小物をこれからも丁寧にご提案してまいります。
この記事を書いた人:Erii
「Erii 和装小物店」作家。子育てママ作家。「和装をもっと気軽に、カジュアルに可愛く!」をモットーに、派手すぎずナチュラルでも特別な和装小物を制作。取引実績5,878件・フォロワー2,073人・出品者レベル10(最高)・年間1,500人以上にお届け。評価★5.0。
※本記事は一般的な情報提供を目的とした内容です。着付けの可否・マナーの受け止め方は式典や地域、着付け師によって異なる場合があります。
最終更新: 2026年8月25日/詳しくはプライバシーポリシー・免責事項・運営者情報をご覧ください。
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