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振袖の帯締めの結び方10種|形の違いと選び方【2027年成人式】

振袖の帯締めの結び方10種|形の違いと選び方【2027年成人式】 | Erii 和装小物店

振袖の帯締めの結び方は、基本の本結びと、そこから広がるアレンジを合わせて、MK振袖スタイルが10種類を紹介しています。前撮りや当日に着付け師さんに頼む場合は、形の名前と帯締めとの相性を知っておくと、希望を伝えやすくなります。

この記事では、10種の形と房の向き、向いている帯締めを一覧表にまとめました。そのうえで、リボン結びと四つ葉結びの手順を、京都きもの町の解説をもとに載せています。

✎ 作家Eriiの体験から

Erii 和装小物店を営む作家のEriiです。子育てママ作家で、娘の七五三と、友人の成人式のヘアメイクのお手伝いをきっかけに、和装小物の世界にのめり込みました。帯締めや帯留めなどの和装小物を制作・販売しています。

振袖の帯締めの結び方10種|本結びと、形を足すアレンジ

金地の帯の中央で結ばれた赤と生成りの帯締めと、下に垂れた2本の房
振袖の帯と帯締めのイメージ(特定の結び方の見本ではありません)

帯締めは、帯の中心に巻いて帯が緩んだり崩れたりしないようにするための紐です(京都着物レンタル夢館)。

MK振袖スタイル(まるやま・京彩グループ)は、結び方を「基本のものから変わり種まで」10種類で紹介しています。本結び、寿結び、藤結び、ハート結び、四葉(クローバー)結び、花結び、蝶結び、リボン結び、ねじり結び、ト音記号結びです(MK振袖スタイル)。

基本になるのは本結びです。同ページは、本結びをベースに、余った両端の紐でさまざまなアレンジができるようになると説明しています。本結びを土台にすると書かれているのは、ハート結び、四葉結び、花結び、蝶結び、リボン結び、ト音記号結びです。寿結び、藤結び、ねじり結びには、その記述がありません。

本結びで押さえる点は2つです。京都きもの町によると、左を上に重ねます。着物の衿と同じで、着ている人の左手側が上です。もう1つは房の向きで、同じく京都きもの町は、紐端が下向きに出る普段の結び方と、上向きに出る慶事の結び方があると書いています(京都きもの町)。

本結びの手順そのものは、帯締めの結び方(本結びの手順)の記事で解説しています。

結び方10種の形と、向いている帯締め(一覧表)

下の表は、MK振袖スタイルの解説をもとに、10種の形と房の向き、向いている帯締めを並べたものです。同ページに説明がない欄は「記載なし」としています。

結び方 形の特徴 房の向き・結び目の位置 向いている帯締め
本結び 帯締めの基本の結び方。上品で洗練された印象 房は下向き 記載なし
寿結び 本結びとよく似ている お祝い事の水引のように、両端の房が上向きに出る 記載なし
藤結び 結び目が太く大きくなる。ボリュームがあり、大人っぽい印象 記載なし 丸組・丸ぐけ向け
ハート結び 本結びや藤結びをベースに、両端の紐で2つの輪を作り、ハート形にする 記載なし 丸組・平組がおすすめ
四葉(クローバー)結び 本結びの後、両端の紐で4つの輪を作る 結び目を左胸の位置までずらす 装飾のついた丸組で結ぶと、可愛らしく華やかな印象
花結び 本結びの後、輪をいくつか作り、お花に見立てる 記載なし 丸組は、片側がいくつかの紐に分かれているタイプだと花びらが広がり、華やかな花になる。平組は、両端の紐を数回ねじって端を挟み込み、お花をつくる
蝶結び 本結びの後、帯締めの両端を上から下に2回通して、蝶の形に輪を作る 結び目を中心からずらすのがおすすめ 記載なし
リボン結び 本結びの後、両端をそれぞれ下から上に挟み込み、リボンの形を作る 最後に房を結び目に通す。結び目は中心からずらすのがおすすめ 丸組でも平組でも可愛い結び方
ねじり結び 両端をねじって入れ込む 結び目を中心からずらす 記載なし
ト音記号結び 本結びをし、長くとった方をト音記号の形に形作る。一つ目の輪を小さめにすると作りやすい 左にずらす場合は右側の紐を、右にずらす場合は左側の紐を長くとる。短い方は帯締めに巻き込み、最後は房が上になるように挟み込む 記載なし

同ページは、帯締めの種類や長さによってはできない結び方もあるため、やってみたい結び方に合わせて帯締めを選ぶのもおすすめだと書いています。

房の向きで見ると、本結びは下向き、寿結びは上向きです。ト音記号結びも、短い方の紐は最後に房が上になるよう挟み込みます。どの結び方が振袖の正解かを決める資料は、ここでは扱っていません。

帯締めの種類で結べる形が変わる|平組・丸組・丸ぐけ

白い布の上に並んだ平たい組紐、パール飾りの付いた丸い組紐、布でくるんだ太い紐
平組・丸組・丸ぐけのイメージ(実際の商品ではありません)

MK振袖スタイルは、振袖に合わせる帯締めを大きく3種類に分けています。平組、丸組、丸ぐけです。3種類に共通して、振袖用には金糸銀糸の入ったものを選ぶとよいと書いています。

  • 平組:振袖にあわせるなら、幅は1.6cm以上の幅広のもの。
  • 丸組:平組より結び方をアレンジしやすい。花型やトンボ玉、大きなパールのついたもの、片側が複数の紐になっているものなど、成人式向けに装飾された丸組があり、バリエーションも豊富。
  • 丸ぐけ:中に綿が入っていて太く、締め上げると安定感がある。レトロな雰囲気の振袖によく合う。

出典:MK振袖スタイル

丸組の位置づけは、店によって書き方が違います。京都着物レンタル夢館の説明では、振袖用の帯締めの定番は丸組。一方、きもの着方教室いち瑠は着物全般の説明として、丸組は表裏がなく結びやすいものの、基本的にはカジュアル向けとしています。

いち瑠は同じ説明で、平組を「もっとも格式が高く、第一礼装にも用いられます。」と説明しています。丸ぐけは白無垢などの正装や子どもの振袖など、特別な機会に使われるとのこと。ただし、これは振袖に限った説明ではありません(きもの着方教室 いち瑠)。

どちらが正しいと決められる材料は、ここにはありません。結びたい形が決まっているなら、表の「向いている帯締め」を手がかりにするのが現実的です。

リボン結びの手順(京都きもの町の解説より)

ここから2つの結び方は、京都きもの町のブログの解説をもとにしています。普段着・カジュアルの帯締めアレンジとして書かれたもので、振袖専用の解説ではありません。説明の写真には三分紐が使われていますが、通常の帯締めでも結べるとされています。

  1. しっかりと本結びをする。
  2. 帯締めの端を、胴締めの下から上に通す。
  3. 斜め下に折り下げ、輪を作ります。端は本結びの結び目の下に通します。
  4. もう片方も同様に形作ります。帯締めの端は結び目の下で交差させて通すときれいです。
  5. バランスを整えて出来上がり。

京都きもの町は、ポイントとして次の2項を挙げています。

  • ゆるみがないよう、しっかりと本結びする。指1本がギリギリ通るくらいに引き締める。
  • リボンの輪を引き締めすぎない。本結びはしっかりと締めるが、それ以降のリボンはきつく引っ張らない方がきれい。本結びの結び目から外側へ、できるだけ大きく輪を描くとリボンらしく仕上がる。

長さが余るときは、長い分を横に流して挟みこむと書かれています。出典:京都きもの町(リボン結び、玉結び)

四つ葉結びの手順(京都きもの町の解説より)

こちらも京都きもの町のブログの解説で、カジュアルな帯締めアレンジとして書かれたものです。振袖専用ではありません。本結びをした後に、輪を作って四つ葉の形にする結び方です。

  1. しっかりと本結びをします。指1本がギリギリ入るくらいが良いです。
  2. 帯締めの端を結び目に向けて輪を作る。
  3. 帯締めの端を結び目の下に通します。適度な大きさに引き締め輪を作ります。
  4. 中心から外へ向かって輪を作り、端を結び目の下に通す。
  5. 反対側も同様に、下の輪を作り、結び目の下に通す。
  6. 上の輪を作り、結び目の下に通す。
  7. 形を整えて完成です。

同じページには、ハート結びの紹介もあります。少し難しいが、四つ葉結びのあとに帯締めの端を下の輪にくぐらせ、バランスを見ながら引き締めるとハートになる、という内容です。出典:京都きもの町(四つ葉結び、ハート結び)

なお、表の四葉結びにある「結び目を左胸の位置までずらす」は、MK振袖スタイルのポイントです。京都きもの町の手順には、この記載はありません。

色の合わせ方|重ね衿・帯揚げ・帯締めのうち2つをそろえる

形が決まったら、色も考えます。MK振袖スタイルは、重ね衿と帯揚げ、帯締めの3つのうち2つを同じ色目のトーンでまとめると、安心感のあるコーディネートになると書いています。

  • 振袖の柄に使われている色の帯締めを選ぶ(古くからの振袖コーディネートの基本とされています)。
  • ピンク系やパステル系の振袖には、赤や黄色などの暖色系や白の帯締めでまとめると、可愛らしい雰囲気になる。
  • 金色の帯には、黒や緑、赤など強めの色を持ってくると、帯の金色が映える。
  • 帯揚げを帯締めと同系色でそろえると、スタイリッシュな印象になる。

出典:MK振袖スタイル(結び方10選)、MK振袖スタイル(帯・帯締め・帯揚げの選び方)

MK振袖スタイルは、帯締めの流行は飾り付きのアイテムだとも書いています。パールや花などの装飾がついたものは、成人式だからこそ似合うそうです。

重ね衿の色については、振袖の重ね衿の色選びの記事も参考になります。お母さまの振袖を着る場合の小物は、ママ振袖の小物の記事で触れています。

着付け師さんに頼むときに伝えること

京都着物レンタル夢館は、帯締めの先でお花を作ってもかわいく、すっきり本結びでも素敵だと書いています。そのうえで、こだわりがあるなら、着付けの際に着付け師さんへリクエストしてみてはどうかと提案しています(京都着物レンタル夢館)。

伝え方のヒントとして、MK振袖スタイルの別の記事を紹介します。これは帯の結び方(帯結び)についての話で、帯締めの話ではありません。帯結びは基本的に着付け師さんのお任せになるため、希望があれば画像を保存しておくと、全く同じではなくても似た雰囲気にしてもらえるはず、という内容です(MK振袖スタイル)。

帯締めの形で同じことが通じるかは、この記事の出典では確認できていません。ただ、一覧表にある「結び方の名前」と、使う帯締めの種類をセットで伝えておくと、話が早くなるはずです。

Erii 和装小物店のおすすめ

帯締めは、結びたい形に合わせて選ぶこともできます。Erii 和装小物店では、帯締めや飾り紐を帯締め・飾り紐のカテゴリにまとめています。色や素材は商品ごとに異なるので、商品ページでご確認ください。Erii 和装小物店のメルカリショップでもご覧いただけます。

よくある質問

平組と丸組は、どちらが結びやすいですか?

丸組のほうが結びやすいとされています。MK振袖スタイルは、結び方をアレンジするなら平組より丸組が結びやすいと書き、いち瑠は、丸組は表裏がないので習い始めの方でも結びやすいと書いています。

房が上向きになる結び方はありますか?

寿結びとト音記号結びです。MK振袖スタイルは、寿結びを、お祝い事の水引のように帯締めの両端の房が上向きに出るのが特徴と説明しています。ト音記号結びは、短い方の紐を帯締めに巻き込み、最後は房が上になるように挟み込むと書いています。なお、本結びは房が下向きです。

結び方は着付け師さんに指定できますか?

京都着物レンタル夢館は、こだわりがあるなら着付けの際にリクエストしてみてはどうかと書いています。対応できるかどうかは、依頼先の着付け師さんに事前に確認してください。

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この記事を書いた人:Erii

「Erii 和装小物店」作家。子育てママ作家です。娘の七五三と、友人の成人式のヘアメイクのお手伝いをきっかけに、和装小物の世界にのめり込みました。「和装をもっと気軽に、カジュアルに可愛く!」をモットーに制作しています。

※本記事は一般的な情報提供を目的とした内容で、個人の感想・見解を含みます。着付けの作法や結び方の細部は、地域・流派・着付け師によって考え方が異なる場合があります。

最終更新: 2026年10月13日/詳しくはプライバシーポリシー・免責事項・運営者情報をご覧ください。

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